偉大な真実は、ありふれた言葉の中に隠れている。
宇宙の根底にあるパターンや秩序が見えてくると、突然目の前が開けたかのように、感謝の思いに満たされます。
自分という存在、身体、生命と呼ばれるたぐいまれな構造をもつ宇宙の創造物に
感謝を捧げるたびに、私たちはまた一歩、最高の可能性を実現する道、
そしてこの世におけるかけがえのない運命へと進む事ができるのです。
何事にも感謝する人は、そうでない人よりも、人生で恵まれていることが多く、願望が実現する可能性も高ります。
これはシンプルな法則ですが、人生を変える力があります。
感謝こそが成長と願望達成の鍵です。
誰かにプレゼントをあげたとき、相手が贈り物ちらっと見ただけで、
お礼を言わずに脇に置いたら、また何かをあげたいと思いますか?
宇宙の反応もちょうどそれと同じです。
宇宙が贈り物をする時は、贈り物に対していちばん感謝をする人です。
感謝の念が湧くのは、完全にバランスが取れていると感じるときです。
人生どんな分野にせよ、完全にバランスが取れていると感じたり、宇宙の秩序に気付いたとき、感謝が生じます。
感謝と高揚感を混同する人はたくさんいます。
そういう人たちは、心がワクワクする体験をして、「ありがとう!」と口にする事が感謝だと考えています。
しかし、実のところ一時的な喜びや高揚感は、真の感謝とはあまり関係がありません。
真の感謝は、精神的にバランスが取れて心が落ち着いている静かな状態のときに起こります。そうした時に、心から感謝の念が湧いてくるのです。
宇宙の秩序に気付き、すべてをあるがままで受け入れてください。
感謝とは、ありがたいという気持ちを込めた真の祈りのことです。
祈りには2種類あります。
一つは偽の祈りです。
人生に不満を抱きながら、「ああ、神様、めちゃくちゃです。なんとかしてください!」
とつぶやくことです。
もう一つは真の祈りです。
既に存在しているものに宇宙の秩序と完全性を認めつつ、
与えられているものに対して、心からありがたいという気持ちを抱くことです。
心からありがたいという気持ちを抱くと、さらに多くの贈り物を受け取ることになるでしょう。
感謝をしている人間には、さらに多くのものが与えられるからです。
感謝しない人間からは、さらに多くのものが取り上げられます。
贈り物が取り上げられて初めて、感謝をすることの大切さに気づきます。
これまでの人生に起きた事、これから起きる事すべて、宇宙からの贈り物です。